新たな枠組みづくりをお手伝いしています。

 福島区の「総合的な相談支援の充実」事業のスーパーバイザーを拝命しました。これは、社会福祉法の改正によって市町村による包括的支援体制の制度化されるに伴って実施する事業です。これまで、各施策分野ごとに専門的なサービスは充実してきたものを相談支援機関や地域の関係者が一堂に会し、支援方針を共有しながら支援を行う仕組みづくりを行っていきます。

 近年、コレクティブインパクトという表現で総合的に社会課題の解決を図るということを打ち出している団体が増えてきていますが、やはりNPOだけが集まって声高に叫んでいるだけでは真の課題解決につながりません。もちろんNPO同士が連携することは大事ですが、一方で行政や企業、教育機関も巻きこむと同時に、それぞれの制度自体も変化させることも考える必要があります。

 常に気をつけなければならないのは、「手段」の「目的化」です。大阪NPOセンターでは、社会課題への対処療法と根本治癒の両面から課題解決に取り組むことを常に心がけていきたいと思います。

Osaka NPO Center-Journal

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